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著者:Olivia Hart
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越後湯沢スキー場

新幹線で行くパウダーの遊び場

早朝の越後湯沢の谷
越後湯沢スキー場のメイン画像
越後湯沢スキー場
8.5

約12m

降雪量

1845m

標高

81

リフト

¥8,500

料金

スキー場の評価方法について詳しく
ティーン連れの家族滑らない人大人のグループひとり旅・カップル大人数のグループ

トンネルを抜けると、雪

川端康成が『雪国』の冒頭で描いた、長いトンネルを抜けると白い世界、あの町こそが越後湯沢です。新幹線は今でもその瞬間をきっちり届けてくれます。灰色の群馬の田園から一転、大清水トンネルを抜けると車両より高い道路脇の雪の壁に迎えられ、東京を出て約80分でホームに降り立てば、バスですぐのスキー場が十以上。

それがすべての売り文句。越後湯沢は一つのリゾートではなく、選択肢に囲まれた駅です。湯沢町にはガーラ湯沢、湯沢高原、神立スノーリゾート、岩原スキー場、ナスパスキーガーデン、湯沢中里、湯沢パーク、かぐらスキー場、苗場、さらに谷を少し上った南魚沼には石打丸山、舞子スノーリゾート、上越国際、六日町八海山。毎朝一つを選ぶのは、いい居酒屋のメニュー選びに少し似ています。どれもおいしそうで、それでもグループの誰かは外れを選びたがるのです。

上部ゲレンデから雪に覆われた湯沢の谷を見渡す

弱点は、町が絵本の村ではなく現役の鉄道の要所だということ。バブル期のリゾートマンション、高架の新幹線、にぎやかな駅前が町の雰囲気を作り、暖かい低気圧が来ると低いゲレンデの雪は重くなります。その一方で、ホテルのシャトルはどこにでもあり、温泉はいつもすぐ近く、食事はコンクリートが示すよりおいしいのです。

平日は驚くほど静か。土曜日は東京勢が大挙して押し寄せるので、みんながガーラで並んでいる間に、かぐらスキー場、石打丸山、舞子スノーリゾートへ抜け出すのがコツです。このレビューは谷全体をうまく使う方法について。どんな日にどのゲレンデを滑るか、どこに泊まるか、旅を組む前に知っておきたいことを紹介します。

スキー場データ

  • 標高差1225m(1845m → 358m)
  • 降雪量
    約12m
  • コース比率 30% 45% 25%
  • ツリーラン
  • リフト券¥8,500
  • リフト湯沢町全体で81基
  • 混雑度
  • コース外滑走ルールはさまざま、リフト券没収の可能性あり
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数149
  • 滑走エリア未確認
  • 雰囲気温泉街、新幹線で速い、変化に富む

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

越後湯沢駅の近くに泊まるのがいちばん柔軟。電車、スキー場のシャトル、飲食店、温泉がすべて歩ける距離にあり、ホテルを動かずに毎朝違うゲレンデを選べます。湯沢グランドホテルとホテル双葉は大浴場とビュッフェの夕食がある頼れる温泉ホテル、松泉閣 花月は川沿いの雰囲気の王道旅館。文学の歴史に触れるなら、川端康成が『雪国』を執筆した宿、高半へ。町を見下ろす丘の上にあり、自家源泉の温泉があります。

玄関からそのまま滑り出したいなら、ナスパ・ニューオータニはナスパスキーガーデンのゲレンデに直結した家族向けのホテル、ホテルエンジェルグランディア越後中里は湯沢中里で同じく、苗場プリンスホテルは苗場のベースにあり、かぐらスキー場へのドラゴンドラもすぐそば。岩原スキー場と石打丸山には、ペンション、アパートメント、楽な駐車場がたっぷりあり、長めのドライブ旅に向いています。

トレードオフはナイトライフ。駅周辺がいちばん飲食店やバーが多く、ゲレンデ横のホテルは夕食後は静か。エリアごとの詳しいアドバイスとホテルの候補は越後湯沢の宿選びガイドでどうぞ。

パウダーとコース

ここの雪は日本海からまっすぐやってきて、しかもたっぷり。シーズン約12mで、1月と2月は道路脇の雪の壁が伸び続け、寒波が頻繁にゲレンデをリセットします。特に駅近くの低いゲレンデは北海道内陸のコールドスモークより湿っていますが、その密度にも使い道があって、沢をすぐに埋め、深い日には浮遊感を保ってくれます。弱点は、暖かい午後や雨雲が数時間で下部をクラストさせてしまうこと。だからこそ、毎朝まず確認すべきは標高です。

パウダーのすみかはかぐらスキー場。山頂駅は谷でいちばん高い1,845mにあり、みつまた、かぐら、田代の三つのエリアがつながっています。上がるにはロープウェイ、リフト数本、平らな連絡路が必要なのでサクッとはいきませんが、上部は町がシャバ雪になった後も長く冷たくドライな雪を保ちます。かぐらスキー場には上部のリフトから公式のバックカントリーゲートもあり、使うには登山届の提出、ビーコン・ショベル・プローブの携行、そして自分が何をしているか分かっていることが条件。ゲートの先は雪崩リスクのある本物の山岳地形で、ベースへの抜け道ではありません。基本は日本のバックカントリー&サイドカントリーガイドで解説しています。

ガーラ湯沢は電車で国内いちばん便利なゲレンデで、冬はベースに専用の新幹線駅があります。まずまずの標高差、速いリフト、中央と北のエリアに広がるたっぷりの圧雪クルージング。非圧雪のブロンコや2.6ミリオンダラー、そして湯沢高原へのロープウェイがある南エリアは来シーズン休止なので、パウダーの朝をそこ中心に組む前に運行状況を確認しましょう。休止中はリフトの連絡の代わりにシャトルバスがガーラと湯沢高原を結びます。湯沢高原そのものは町から巨大なロープウェイで上がる景色のいいコンパクトなゲレンデで、お隣の石打丸山はより長いフォールラインと広々した滑走エリアが魅力です。

看板のゲレンデが混んできたら、神立スノーリゾートと舞子スノーリゾートが賢い代替案。神立スノーリゾートは町から近くコンパクトで、柔らかい雪が残るひだがありますが、リフト配置の関係で同じ周回が多めに。週末は深夜までナイター営業する谷の夜更かし担当でもあります。南魚沼の舞子スノーリゾートはロングコースと指定の非圧雪エリアがあり、寒波の日に報われます。岩原スキー場、湯沢中里、湯沢パークは、新雪を追うより練習やクルージング向きです。

混雑のパターンはシンプル。寒波明けの晴れた土曜日は、9:00前からガーラのゴンドラ、かぐらスキー場のロープウェイ、苗場のメインリフトに行列。雪の火曜日なら同じリフトがほぼ空っぽです。まず風の予報、次に凍結高度を読みましょう。町が暖かければ高いかぐらスキー場へ、上部が強風運休なら低く風の当たらない場所に。ガーラが埋まったときのプランBは石打丸山か舞子スノーリゾートで。

越後湯沢スキー場の雪予報

アクセス

上越新幹線で東京駅から越後湯沢まで約80〜90分。冬は一駅先のガーラ湯沢駅まで行く列車もあり、チケット売り場、レンタルショップ、ゴンドラがすべて駅舎の中にそろっています。新潟空港は地図上は近く見えますが、たいていはそこからの接続のほうが時間がかかります。お得なきっぷや荷物の送り方はスキー旅行の交通ガイドで解説しています。

越後湯沢駅からはシャトルが放射状に出ています。いちばん近いゲレンデは15分以内、かぐらスキー場はみつまたと田代のどちらから入るかで20〜35分、苗場は約40〜50分。駅を拠点にするならバスで十分ですが、ナイターや山の向こう側での長いランチを決める前に、帰りの最終バスを確認しましょう。

舞子スノーリゾート、上越国際、六日町八海山を加えたり、一回の寒波でいくつものゲレンデを回ったりするなら、レンタカーの価値あり。スタッドレスタイヤは必須で、大雪だと視界は一気に落ち、高い雪の壁が交差点を隠します。毎朝車を掘り出す時間を見込み、地図上の短いドライブも道が埋まっていればずっと長くかかることを忘れずに。

郊外のゲレンデはたいてい駐車が楽ですが、週末の朝はかぐらスキー場、ガーラ湯沢、神立スノーリゾート周辺が渋滞することも。かぐらスキー場では滑り始める前のロープウェイがボトルネックなので、パウダーの日は早めの到着を。地元勢も同じ予報を見ています。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙い良い
  • 滑らない人最高
  • 予算重視まずまず
  • アフター・夜遊びまずまず
  • アクセスのしやすさ最高

越後湯沢が輝くのは混成グループ。一つの谷でまったく違うレベルに対応できるからです。初心者には岩原スキー場、湯沢中里、湯沢高原の広くなだらかなゲレンデ。中級者はガーラ湯沢、石打丸山、苗場、かぐらスキー場、上越国際を一週間クルージングしても同じコースを繰り返さずに済みます。家族連れには短い移動、スキーイン・スキーアウトのホテル、そして一日を無駄にせず駅の買い物や温泉に逃げられる選択肢があります。

上級者には作戦が必要。いちばん手ごわい地形はかぐらスキー場、舞子スノーリゾート、石打丸山、六日町八海山にありますが、オフピステのルールはゲレンデごとに違い、上級コースの多くは世界基準では短め。車と地元のガイドがあれば可能性はずっと広がります。一週間飽きない大きく急な一つの山が欲しいなら、この分散した谷にはイライラするかもしれません。予報を読んでその日に合わせてゲレンデを変えるのが好きなら、きっと気に入ります。

スノーボーダーはまずゲレンデマップを研究しましょう。かぐらスキー場の連絡にはトラバースや平らな区間があり、上越国際のような大きなリゾートではエリア間の移動が遅くなることも。林道ではスピードを殺さないか、バインディングを外して歩く覚悟を。

首都圏からの短い旅の候補に越後湯沢を入れているなら、東京から週末パウダーに行けるおすすめスキー場でほかの手軽な逃げ場と比べています。

グルメとアフタースキー

越後湯沢はコンクリートの外観から想像するよりずっとおいしい町です。新潟は米と酒の国なので、まずはへぎそばから。駅近くの中野屋が定番の一軒です。夜は駅周辺の居酒屋で、地元の豚肉、鍋、刺身、そしてコシヒカリのご飯を。みんな疲れて何も決められないときは、駅ビルの中の回転寿司が夜を救ってくれます。

冬の週末の18:00〜20:00は飲食店が混むので、予約するかいつもより少し早めに食べましょう。小さな居酒屋は手書きのメニューのことも多いですが、それもまた味。はしご酒の作戦は居酒屋101ガイドもどうぞ。

ここでのアフタースキーは、スキーブーツで踊ることではなく、日本酒と温泉と長い夕食。越後湯沢駅の中のぽんしゅ館には、新潟じゅうの酒蔵の酒を注いでくれるコイン式の利き酒マシンがずらりと並び、浸かりたければ酒風呂まであります。町にはバーやにぎやかな居酒屋もいくつかありますが、パーティーシーンではなく、たいていの夜はお腹いっぱいとファーストリフトへの決意とともに早めに終わります。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間:ほとんどのゲレンデは8:00か8:30ごろから16:00か16:30まで。大雪、雪崩対策、強風の後はロープウェイや上部のリフトのオープンが遅れることがあります。
  • ナイター:岩原スキー場、石打丸山、苗場などが夜もライトアップ。神立スノーリゾートは金曜、土曜、祝前日は深夜2:00まで営業します。
  • バックカントリーとオフピステ:かぐらスキー場のゲートは登録と雪崩対策装備一式が必要。ほかのゲレンデではルールが大きく異なり、ロープをくぐればリフト券を失うことも。
  • 天気:暖かい時期は低いゲレンデで湿った雪や雨になることがあるので、凍結高度が上がったらかぐらスキー場が安全策。ガーラ湯沢、かぐらスキー場、大型ロープウェイは強風運休にさらされます。
  • ガーラ湯沢の南エリア:湯沢高原へのロープウェイの連絡とともに来シーズンは休止。リフトの連絡を当てにする前に状況を確認しましょう。
  • 現金:大きなリゾートやホテルはカードが使えますが、小さな飲食店、ゲストハウス、チケット窓口は今も現金が好まれることも。

加えたい近隣スキー場

いちばん加えやすいのは、谷を少し上った車やバスですぐの石打丸山と舞子スノーリゾート。上越国際はスケールとロングな圧雪バーン、六日町八海山はより急で本格派。かぐらスキー場は標高のおかげで5月まで営業しているので、低いゲレンデが閉まった後の春スキーならここです。

結論:いつでもプランBがある谷

越後湯沢は選択肢で勝負します。国内でいちばん美しいスキータウンではなく、一つの山が主役をさらうわけでもありません。それでも、雪がいい日はかぐらスキー場の冷たい上部のボウルを滑り、ガーラ湯沢が混んだら石打丸山か舞子スノーリゾートに切り替え、子どもには岩原スキー場で気楽な一日を、そして締めはそば、日本酒、温泉。それをすべてホテルを動かずにできる場所はほかにありません。たいていの人の毎日の通勤より速く東京から着ける電車を加えれば、本州屈指の実用的なパウダー拠点です。