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著者:Olivia Hart
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苗場

東京っ子の週末の大きな遊び場

山の上から見た苗場スキー場
苗場のメイン画像
苗場
7.7

約7m

降雪量

1789m

標高

11

リフト

¥7,800

料金

スキー場の評価方法について詳しく
大人のグループひとり旅・カップル大人数のグループ滑らない人家族旅行

巨大ホテル、言い訳なし

ひとつの巨大ホテルを中心に作られた日本のデスティネーション型スキーリゾートの理想形を思い浮かべたら、それはほぼ苗場です。すべてはプリンスの館内から放射状に広がり、リフトはロビーのドアからそのまま出発、ベースエリアはそれ自体が小さな町のように機能し、全体には最近のリゾートがこっそり手放した、まぎれもなくレトロな「大きいことはいいことだ」のエネルギーがあります。趣は忘れましょう。苗場は規模と効率で動いていて、それを誇りにしています。

ゲレンデを楽しむスキーヤーとスノーボーダー

数字がそれを裏づけます。二十四のコース、134ヘクタール、別々のゴンドラが3本、そしてひとつの建物に、小さな町ひとつぶんのスキーヤーを誰も窮屈に感じさせずに飲み込めるだけのベッド。レンタル、食事、リフトと、一日に必要なものはすべて歩いてすぐの範囲にあり、だからこそ家族や大人数のグループが集まってきます。計画は少なく、滑りは多く。

二人のスキーヤーに苗場について聞けば二つの答えが返ってきて、どちらも正しい。一方は、東京から呆れるほど簡単に行ける、本当に楽しくてエネルギッシュな山だと言う。もう一方は、ちょっと整いすぎ、ちょっと企業っぽすぎて、お隣のかぐらスキー場がたっぷり持っている雪オタクの鋭さが足りないと言う。そもそも苗場はその評判を追っていたわけではありません。大きくて頼れて何でもできるスキー場を目指し、その物差しなら余裕でクリアしています。

ホテルを背にした苗場のゴンドラ

公平に見れば、苗場にはあまり評価されない幅の広さがあります。しっかりした初心者向け地形、本物のファミリー向け設備、照明つきのナイター、ちゃんとしたテレインパーク、そしてドラゴンドラが動いていればいつでもかぐらスキー場の荒々しく寒い山への高速レーン。それだけで完結する一日としても、ずっと大きなものへの快適な玄関口としても楽しめます。

スキー場データ

0m1m2m3m4m5m
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月

主要スキー場の推定累計降雪量です。実際の数値はスキー場、標高、観測地点、シーズンによって大きく異なります。

  • 標高差889m(1789m → 900m)
  • 降雪量
    約7m
  • コース比率 42% 25% 33%
  • ツリーラン
  • リフト券¥7,800
  • リフトゴンドラ2基、クワッド4基、ペア5基
  • 混雑度
  • コース外滑走パトロールにリフト券を没収されることあり
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数24
  • 滑走エリア約134ha
  • 雰囲気ホテル前、ネオンの夜、東京のエネルギー

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

苗場プリンスホテルに泊まれば、いい意味で建物から一歩も出なくなります。数千の客室、ずらりと並ぶレストランとカフェ、温泉、レンタル、託児所、コインランドリーまで。夜明けのスタートとナイターにはいちばん楽な選択肢で、シーズン中はほぼずっと、にぎやかで気持ちのいい活気に満ちています。

もっと静かに過ごしたいなら、国道17号を数分下った浅貝や三国周辺のペンションや旅館へ。家族経営の小さな宿で、布団、手料理の夕食、そして聞かなくても町いちばんのラーメン屋を教えてくれるオーナー。便利さを少し手放す代わりに、穏やかな夜と昔ながらの雪国暮らしを味わえます。

ガーラ湯沢、神立スノーリゾート、石打丸山、かぐらスキー場を回る湯沢エリアの旅を組むなら、越後湯沢を拠点に。駅近くにビジネスホテルが集まり、一晩を埋めるだけの控えめなナイトライフもあって、毎朝タクシーかバスで出かけ、町に戻って温泉と食事を。3つの選択肢は苗場・かぐらの宿泊ガイドで詳しく解説していて、遅い新幹線で着くなら駅前の拠点がいちばん簡単です。

パウダーとコース

ホテル前のイメージを取り払えば、苗場は本当に大きな山。24のコース、134ヘクタール、最長4km近い滑走距離、そしてゴンドラ3本を軸にクワッドと古いペアリフトが点在するリフト網。意外なのは地形の配分です。公式には初級が42%近く、上級が三分の一、のんびり滑れる中級はいちばん少なく約四分の一。この偏りは、真ん中の層より自信のある初心者と上手な人に報いるもので、中級者は思ったより早く黒コースに押し出されるかもしれません。

もっとおもしろいのはコースの外の話。ここには本物のサイドカントリーやガイドつきのパウダー地形があり、苗場の客の多くは圧雪バーンから離れないので、いいポケットは人の多さから想像するより長く新雪を保つことがあります。ただし期待は正直に。もともと深雪の山として作られたわけではなく、林が売りでもなく、風が強まれば上部のリフトから真っ先に止まります。正しく読めば、苗場はたっぷりの地形とリフト輸送力をくれて、いい日には寒波を追う価値があるだけの柔らかい雪のおまけつき。ただ、パウダー信者の間でカルト的な地位を得るにはあと一歩足りません。

リフトから見た苗場の眺め

いちばん大きな倍率をかけるのは、かぐらスキー場へのドラゴンドラ連絡。苗場だけでも一日は十分埋まりますが、その連絡を開けばエリア全体がぐっと奥深くなります。初心者は苗場のやさしい斜面で滑り続け、もっと上手な人はかぐらスキー場の大きな評判と荒々しい地形を求めて渡っていく。この連絡こそ、苗場がいまも日本のスキー旅行の行程で重要な理由と言っていいでしょう。単独のホテルリゾートとしてではなく、東京から手の届く便利な共通エリアの片割れとして。

結論として、苗場は大きくて便利で家族連れ準備万端のスキー場で、レベルの両端にとって評判以上の伸びしろがあります。スキーイン・スキーアウトの楽さ、広いピステの滑走距離、洗練された設備が得意分野で、上部が開いているタイミングのいい寒波なら期待以上を届けてくれることも。ただし秘密のフリーライドの隠し場所を探しに来ないこと。規模と便利さを目当てに来れば、苗場は約束どおりのものを届けてくれます。

苗場の雪予報

アクセス

東京駅からJR上越新幹線で越後湯沢まで約80分、そこから苗場行きのシャトルバスで道が空いていれば残り40分ほど。ピーク週はプリンスが宿泊者向けシャトルも運行していて、席を当てにするより事前予約がおすすめです。晴れた日なら関越自動車道で東京から運転するのも楽ですが、吹雪になるとチェーン規制がかかり、国道17号はぐっとのろのろ運転に。

本当に気をつけたい落とし穴は、かぐらスキー場へ日帰りで渡るときのドラゴンドラの時刻表。帰りの最終便は思ったより早く、雪の夜に田代からのタクシーは安くありません。いい点を言えば、ピークシーズンはシャトルやバスが頻繁に走り、案内表示も迷う余地がほとんどありません。日本のスキー旅行の移動の全体像は、交通ガイドがこのセクションで触れなかった部分を補ってくれます。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙いいまひとつ
  • 滑らない人最高
  • アフター・夜遊び良い
  • アクセスのしやすさ最高

きれいで速い圧雪は中級者を幸せにしてくれます。少なくとも、地形の配分が自信のある人を予定より早く黒コースへ押し出すまでは。家族連れには日本でほぼいちばんストレスのない環境が。スキーイン・スキーアウトのホテル、ひとつ屋根の下のレンタルと託児所、部屋からリフト一本のナイター。フリースタイルやパークの人も十分忙しくなれるので、苗場はテレインパーク&フリースタイルにおすすめの日本のスキー場のリストにも入っています。上手なフリーライダーは苗場をウォームアップと考えるのが正解。急な斜面を1時間攻めたら、ドラゴンドラでかぐらスキー場へ渡り、深い林とゆるいルールへ。朝9時ではなく昼にファーストトラックが欲しい?平日に行き、早めに滑り始め、昼までにかぐら側にいる計画を。

グルメとアフタースキー

山の上はスキー場の定番メニュー。カレー、カツ丼、ラーメン、もう一本滑るための手早い炭水化物。プリンスの館内ではベーカリーやカフェが朝のラッシュをさばき、ちゃんと座れる店もいくつかあってゆっくりランチも。夜はカジュアルに。眺めのいい場所でビール、温泉、そして豪華な外食より居酒屋風のつまみ。本格的なはしご酒がしたいなら湯沢の町のほうが上手です。苗場の夜は長いディナーではなく、ナイターと早起きのためにできています。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間:リフトはだいたい8〜9時に動き始め、ゴンドラはたいてい8:30ごろから、ナイターは予定日の夜8:30ごろまで。
  • リフト券は2種類が重要。苗場のみの1日券は大人で約¥7,800。ドラゴンドラでかぐらスキー場へ渡るなら共通のMt.苗場券が必要で、現在約¥9,800です。
  • バックカントリーの現実:苗場本体はロープで区切られた圧雪優先のスキー場で、オフピステは限られ、閉鎖も厳格。ゲートやサイドカントリーが目的なら、それはドラゴンドラで行くかぐらスキー場の仕事です。
  • 雪と天気:日本海からの寒波が定期的に雪を補充しますが、ベースの標高が低いので気温が上がると雪は重く湿りがち。早めに山へ上がり、コンディションが微妙ならかぐらスキー場に目を向けて。
  • 支払い:キャッシュレスは広く使えますが、小さな食堂用に現金も少し持っておきましょう。
  • 苗場はFISアルペンワールドカップを三度開催していて、ピステのいくつかは正真正銘の元レースコースです。
  • おすすめの組み合わせ:林と標高ならかぐらスキー場の田代や三俣、列車からリフトへの最速コンボならガーラ湯沢、気分転換なら石打丸山や神立スノーリゾート。

結論:手軽にカービング、パウダーはプランB

苗場は、本州の超便利なスキーをちゃんとやるとこうなる、という見本。手間は最小、雪の上にいる時間は最大。新潟いちばんの深雪の王冠を取ることはなく、厳しいオフピステのルールがフリーライドの野望に天井を作りますが、標高差は本物、圧雪はいつも上質、暗くなっても照明は消えず、かぐらスキー場のより冷たく荒々しい雪がいつでもゴンドラ一本先に。家族、混成グループ、探検より効率よくカービングしたい人にとって、苗場はアップグレードの道まで組み込まれた賢い拠点です。