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著者:Olivia Hart
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赤倉観光リゾート

赤い屋根の定番、妙高の急斜面と温泉

赤倉観光ホテルとスキー場
赤倉観光リゾートのメイン画像
赤倉観光リゾート
8.7

約13m

降雪量

1500m

標高

6

リフト

¥7,000

料金

スキー場の評価方法について詳しく
大人のグループひとり旅・カップルティーン連れの家族滑らない人上級者

赤い屋根、急な斜面、しっかり温泉

赤倉観光リゾート、滑る人ならほぼ誰もが「赤観」と呼ぶこのスキー場は、迷えるスノーボーダーの灯台のように、斜面の真ん中に赤い屋根の巨大なホテルが鎮座するゲレンデです。そのホテルは1世紀近くスキーヤーの転ぶ姿を見守ってきました。スカイケーブルの山頂からは、ホテルが建てられた理由そのものの景色が広がります。眼下に野尻湖、日本海へと続く頸城平野、そして背後には火山が、とても大きな付き添いのようにそびえています。

絵はがきのような景色の下には、コース一覧から想像するより大きく滑れる山があります。6人乗りゴンドラと4本の高速クワッドが主力で、最長コースは標高1,500 mの山頂から約4.5 kmをつなぎ、チャンピオンAの最大斜度は30度を超えます。看板の上級コースのうち二つはあえて非圧雪なので、寒波の夜が明ければ山いちばんのコースに変わります。

弱点は、本当の初心者向けコースが少なく、ホテル宿泊客の落ち着いた雰囲気が強いこと。にぎやかなスキータウンではなく、王道のリゾートの空気です。平日はゆったり。パウダーの週末には、チャンピオンAの場所を知り尽くした新潟や長野からの日帰り客がやってきます。

このレビューでは、地形の実際の滑り心地、向いている人、赤倉温泉のどこを拠点にするか、そして妙高高原の1週間にどう組み込むかを紹介します。自信のある中級者以上で、一日の終わりに温泉に浸かるのが好きなら、たぶんもう候補に入っているはず。

スキー場データ

0m1m2m3m4m5m6m
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月

主要スキー場の推定累計降雪量です。実際の数値はスキー場、標高、観測地点、シーズンによって大きく異なります。

  • 標高差760m(1500m → 740m)
  • 降雪量
    約13m
  • コース比率 40% 30% 30%
  • ツリーラン
  • リフト券¥7,000
  • リフトゴンドラ1本、クワッド4基、トリプル1基
  • 混雑度
  • コース外滑走可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数10
  • 滑走エリア約50ha
  • 雰囲気昔ながら、景色抜群、温泉のそば

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

象徴的な宿は、斜面に建つ赤い屋根の名門、赤倉観光ホテルそのもの。ドアを出ればリフト、温泉からは野尻湖が見渡せ、早起きもまったく苦になりません。赤観をいちばん贅沢に楽しむ方法で、年末年始や春節の時期は早くに埋まるので、その日程が大事なら5月〜7月ごろから探し始めましょう。

もっと和の雰囲気がいいなら、スキー場から少し下った赤倉温泉の町へ。赤倉ホテルや赤倉わくいホテルなどの旅館では、たっぷりの朝食、スキー、温泉、会席の夕食、睡眠、そしてまた繰り返し、という王道の流れ。スリッパや夕食の時間が気になるなら、旅館の過ごし方のガイドもどうぞ。町にはモン・セルヴァンや赤倉ユアーズインなど、ペンションや小さな宿も多く、予算にやさしく、送迎の相談にも乗ってくれることが多いです。

1週間滞在するグループには、妙高高原エリアのキッチンつき貸別荘やアパートが人気。朝食がすばやく済み、荷物をまとめずにスキー場をはしごできます。夜の選択肢がいちばん多いのは町なので、歩いて夕食に行きたいなら、静かな郊外の道沿いではなく赤倉温泉に泊まりましょう。妙高高原の泊まる場所のガイドで、拠点を並べて比べられます。

パウダーとコース

赤観には妙高高原の寒波がまるごと届きます。日本海からの重く密な雪が一気に降り、風がおさまると、なめらかでグリップがよく、とても滑りやすい雪に落ち着きます。ベストは厳冬期。ベースの標高が低めなので、12月や3月の暖気で下3分の1が重くなっても上部はまだいい雪、ということも。微妙な日は上を回して、ホテルまで降りるのはコーヒーが欲しいときだけにしましょう。

リフト構成はシンプル。妙高高原スカイケーブルのゴンドラが2.6 kmを山頂まで運び、そこからホテル第1・第2・第3クワッド、チャンピオン第3クワッド、ホテル第5トリプルが山の二つの斜面に広がります。ホテル第3とチャンピオン第3のクワッドにはフードつき。雪が横から吹きつける日には、そのありがたさが身にしみます。ゴンドラと上部リフトはだいたい午後3時45分、下部のクワッドは午後4時に終わるので、日が短い時期は長いランチでのんびりしすぎないように。

圧雪コースは長く、しっかり斜度があります。ホテルメインゲレンデとホテルBは定番のクルージングコース、ホテルCは約20度と急になり、上信越国体コースは約1.7 km、最大22度のロングコースで、締まった日にはレースペースのターンが楽しめます。チャンピオンBは公認の競技コース。光がいい日は速くて楽しいけれど、混む日は少し一本道に感じます。

上級者にとって大事なのは、どちらも非圧雪のホテルAとチャンピオンA。ホテルAは約23度とやさしめで、雑なターンでも怒られない最初のパウダーランにぴったり。チャンピオンAは山でいちばんの急斜面で、看板コース。リフトからよく見えるので、寒波のあとはすぐに荒らされます。まず最初に滑って、それから探しに行きましょう。

赤観が静かに評判を稼いでいるのがツリーラン。有名なゲートシステムはありませんが、メインコースの脇にはやわらかい雪が残り、フラットライトの日は開けた斜面よりずっと見やすいのも魅力。混むパウダーの朝は、わかりやすいラインが午前10時には消えるので、ホテル側とチャンピオン側を行き来しながら日陰の縁をのぞくのが賢いやり方。どこかに入る前にスキー場が掲示している滑走禁止エリアを確認しましょう。妙高高原のパトロールは閉鎖エリアに厳しいです。

赤倉観光リゾートの雪予報

アクセス

東京からなら、いちばん早いのは北陸新幹線で上越妙高駅か長野駅へ出て、スキー場行きのバス、シャトル、タクシーで妙高高原へ上がるルート。ハイシーズンには東京からの直行バスや貸切送迎もあり、家族分の道具を抱えているなら使う価値ありです。長野からは車でおよそ1時間なので、ロードトリップで赤観と野沢温泉や斑尾高原を組み合わせるのも簡単です。

車なら上信越道の妙高高原ICからおよそ8分。近いぶん、週末は日帰り客が押し寄せます。そこが一番の落とし穴。土曜のパウダーの朝は駐車場が満車になり、赤倉温泉の中も渋滞するので、ゴンドラが動く前に着くか、歩いて行ける距離に泊まりましょう。

スタッドレスは必須、チェーンも持っておくと安心。妙高高原の道は1時間で乾いた路面から真っ白に変わることがあります。車を予約する前に、冬のレンタカーと日本の雪道運転のガイドで実用的なポイントを確認しておきましょう。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙い最高
  • 滑らない人良い
  • 予算重視まずまず
  • アクセスのしやすさ良い

赤観は、長く正直な圧雪、いくつかの非圧雪の急斜面、天気が崩れたときに逃げ込めるツリーを求める中上級者と上級者向け。全員が少なくともターンをつなげられるなら、カップルやレベルの違うグループにも合います。コースがわかりやすく、ホテルのベースで合流しやすいからです。仲間に合うか決める前に確かめたいなら、日本のスキー場ファインダーでさっとチェックできます。

本当に初めての人には、使えるコースが少なめ。専用の初心者コースは1本とキッズエリアだけなので、1週間レッスンを受けるには窮屈かも。隣の赤倉温泉や池の平温泉のほうが、やさしく学べます。大きなゲートネットワークや果てしなくリフトで行けるフリーライドが必要なら、赤観のおいしいところは2〜3日で滑りきってしまうはず。だからこそ、妙高高原を回る旅のひとつの立ち寄り先としていちばん輝きます。

グルメとアフタースキー

ゲレンデの食事は、記憶に残るというより実用的。でも場所はいい。スカイケーブルの乗り場まわりでは、Bakery&Table Akakuraがまともなコーヒーと焼きたてパンの補給所で、仲間のスタート時間がばらばらなときの待ち合わせ場所にもぴったり。山頂のスカイテラスは、晴れた日なら景色だけで行く価値あり。ホテル側リフト近くのThe Kitchenは、30分以内にリフトに戻りたいときの温かいごはんの即戦力です。

本当においしいのは赤倉温泉の町のほう。ラーメン、そば、居酒屋の定番に、海外からのお客さんに合わせて増えた洋風の店もいくつか。混む週は予約を。人気店は夜7時には埋まり、平日の気まぐれな日に休む店もあります。

アフタースキーはショットで盛り上がるより、温泉と夕食。それがこの場所に合っています。雰囲気のある一杯がほしいなら、ホテル太閤のGrape N Grainや赤倉温泉に点在する小さなバーで、心地よく一日を締めくくれます。ほかのみんなは午後4時30分には温泉に浸かっていて、正直それが正解です。

Japow Travelのアドバイス

  • シーズンとリフト営業時間:例年12月中旬にオープンし、5月上旬まで営業。3月下旬からはお得な春券もあります。ゴンドラと上部リフトはだいたい午前8時30分〜午後3時45分、下部のクワッドは午後4時まで。ナイターはありません。
  • 共通券:隣の赤倉温泉もあわせて滑れる共通の1日券があり、あちこち回りたい人には価値ありです。
  • コース外の現実:コース外へのアクセスはありますが、妙高高原の雪はあっという間に積もり、地形の罠は本物で、ツリーウェルは寒波のたびに人をのみ込みます。掲示された滑走禁止エリアを守り、ロープの外へ出るならアバランチギア一式、パートナー、地形を知る人を連れて行きましょう。まずは日本でスキーガイドを雇うガイドを読むのが賢い一歩です。
  • 天気:妙高高原は寒波を引き寄せる場所。厳冬期には重く密などか雪、上部のフラットライト、そしてたまに下部から先にやってくる暖気を覚悟しましょう。大荒れの日はツリーが一番の味方です。
  • 言葉:町は海外からのお客さんに慣れていて、ゲレンデのスタッフも日本語でそのまま通じます。困ることはまずありません。

組み合わせたい近隣スキー場

隣の赤倉温泉は同じ山を共有していて、自然に組み合わせられる相棒。村のスキー場らしい雰囲気で、斜面もやさしめです。関温泉スキー場は、飾りけなしで深い雪を求める寒波の日の巡礼先。杉ノ原は長いクルージングと本格的な標高差があり、晴れた日にいちばん映えます。池の平温泉はレベルの違うグループや脚が疲れた日のゆるい一日に、ロッテアライは急斜面と現代的なリゾート感で、まったく違う大きな山の気分転換になります。

総評:大きく滑れる、妙高高原の定番

赤観はバランスで勝つスキー場。本物の標高差、斜度のある長い圧雪、二つの非圧雪の急斜面、寒波の日を救うだけのツリー、そして麓には歴史ある温泉ホテル。地形の量で圧倒はしませんが、早起きと、ホテル側とチャンピオン側の賢い行き来にはしっかり応えてくれます。妙高高原のほかのスキー場と組み合わせれば、無理をしなくても深い雪の日とやさしい着地の1週間になります。