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著者:Olivia Hart
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片品高原

スキー専用、入口にミッフィー

快晴の日の片品高原スキー場のゲレンデ
片品高原のメイン画像
片品高原
8.1

約9m

降雪量

1250m

標高

6

リフト

¥5,400

料金

スキー場の評価方法について詳しく
ひとり旅・カップル上級者ツリーランパウダー狙い格安の宿

スキー専用、入口にミッフィー

片品高原には入場ルールがあります。スキーのみ、スノーボード不可、そしてゲートで迎えてくれるのは小さな白いうさぎ。関東唯一のスキーヤー専用ゲレンデで、国内唯一のミッフィー公式スキー場。誰のために作られているかは一目瞭然です。初めて子どもにスキーを履かせる家族、まだまだ朝の周回を楽しみたいおじいちゃんおばあちゃん、そして横滑りするボードの初心者に足元をすくわれたくない人みんな。

ゲレンデは尾瀬へ向かう道沿いの低く風を避けた場所にあり、標高950mから1,250mまで。標高差300mに13コース、リフト6基が広がり、ほぼすべてが広く丁寧に圧雪された緑〜青のコースです。60年代後半に切り開かれたコースは幅が広く、年末年始以外は行列に悩まされることもめったにありません。

パウダー目当てで来たなら、難点は明らか。短い上級コースが1本、ゲートなし、滑れる中級者を怖がらせるほど急なところもなし。その代わりに手に入るのは穏やかさ。強風から隠れた場所にあるので、高いお隣が風で止まっていてもここは動いていることが多く、山脈の新潟側よりずっと青空に恵まれます。4歳の子が日曜までにスノーエスカレーターから本物のリフトへ卒業する、そんな場所で、それこそがここの目的なのです。

ここからは、家族の拠点として、スキーだけのグループの穏やかな立ち寄り先として、群馬ドライブ旅の半日の寄り道としての使い方を紹介します。スノーボーダーの方はここまでで大丈夫。悪く思わないでください。

スキー場データ

  • 標高差300m(1250m → 950m)
  • 降雪量
    約9m
  • コース比率 31% 61% 8%
  • ツリーラン
  • リフト券¥5,400
  • リフトトリプル3基、ペア3基
  • 混雑度
  • コース外滑走不可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数13
  • 滑走エリア約35ha
  • 雰囲気穏やか、カービング推し、ファミリー向け

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

リゾートには直営の宿泊施設があり、家族連れにはそれが来る理由になります。チャイルドロッジはゲレンデにある21棟の木造コテージ群で、ドアを開ければもう雪の上。各棟はベッドか布団にロフト付きで最大6人、4ベッドルームのコテージは最大16人まで泊まれるので、三世代旅行にぴったり。電子レンジと冷蔵庫があるので、疲れた幼児も食堂まで行進せずに食べられます。

片品高原ホテルはより伝統的な選択肢。バス停近くの直営ホテルで、温泉、洋室と和洋室があり、夕食は地元のがっつり鍋、落人鍋が中心。ホテルとゲレンデの間は一日中シャトルが走っています。どちらもクリスマスと年末年始の週は早くに埋まり、会員が優先されるので、その日程が大事なら初秋から探し始めましょう。

複数の山を回る旅なら、片品村の幹線道路沿いの家族経営のペンションに泊まれば、尾瀬岩鞍、丸沼高原、尾瀬戸倉まですぐ。ナイトライフはほぼゼロで、どんな宿かはペンションガイドでイメージをつかめます。

パウダーとコース

片品高原はまず圧雪のゲレンデで、雪もそれに付き合ってくれます。内陸なので乾いていて、950〜1,250mの標高帯なら雪面がアイスバーンになることもありませんが、深雪をためる山ではないので、新雪は計画ではなくおまけと考えましょう。いちばんいいのは、1kmちょっとと山で最長のリフトである第6ペアリフトがカバーする上部コース。唯一の上級コース、もくせいは最大25度で750m下ります。夜に少し積もったら、滑り荒らされる前にもくせいと急めの青コース(たかね、ちぐさ、つつじ)を早めに。距離を稼ぐなら、2.2kmのフォレストコースが長くゆるやかなクルージングで、子どもは大好き、親は半分寝ながらでも滑れます。ゲートシステムはなく、ロープは文字どおりの意味なので、コース内で。本格的なパウダーデーが欲しいなら、谷を上って尾瀬岩鞍か丸沼高原へ行き、午後の家族の時間にここへ戻ってきましょう。

片品高原の雪予報

アクセス

車なら関越道の練馬ICから沼田ICまで約110分、そこから国道120号を29km、条件がよければ約35分。峠越えではなく谷を着実に上る道ですが、それでも凍結するので、スタッドレスタイヤは事実上必須です。雪予報ならチェーンも積み、レンタカーを借りる前に冬のレンタカー&運転ガイドを読んでおきましょう。

車なしなら、いちばん便利なのはバスタ新宿発の直行バス「かたしなスノーエクスプレス」。7:35ごろに出発し、11:15前に道の駅尾瀬かたしなに着き、そこからスキー場のシャトルに乗り継いで約15分でゲレンデです。帰りは午後の半ばに出発。日帰りより短期滞在向きです。

鉄道なら新幹線で上毛高原まで行き、路線バスで約1時間40分(1日6便ほど)、または沼田駅経由で、こちらはバスが1時間に1本、約70分。片品高原ホテル横の「スキー場入口」で降り、ホテルのシャトルでリフトへ。

どんな人に向いている?

  • 初めての人いまひとつ
  • パウダー狙い最高
  • 滑らない人いまひとつ
  • 予算重視良い
  • アクセスのしやすさいまひとつ
  • 小さな子ども連れの家族:ミッフィーのスキースクール、すべり台と子どもが乗り込める圧雪車のあるスノーパーク、まだリフトに乗れないちびっ子向けの50mのスノーエスカレーター、そして2〜5歳向けのストライダー(ペダルなし自転車)スノーパーク。
  • シニアや久しぶりのスキーヤー:スノーボードの往来なし、広いコーデュロイ、ほどよい斜度。クラブ会員ならシニア割引も。
  • レースキッズとマスターズレーサー:予約なしで誰でも使える常設のポールとレーシングスクールがあり、練習に便利です。
  • レベルの違うスキーグループ:それぞれ違うコースを滑っても、昼にはベースで合流できます。

上級者やパウダーハンターは昼前に山を滑り尽くします。スノーボーダーはそもそも滑れません。規模なら尾瀬岩鞍、川場スキー場、丸沼高原へ、条件が安定して本物のフリーライドが開けたら谷川岳へ。まだ迷っているなら、小さな子ども連れにおすすめのスキー場をのぞいてみてください。

グルメとアフタースキー

食事は必要以上にいい。ベースの大きなレストランカントリーチャイルドは、がっつり系の定番が得意で、手作りけんちん汁付きのカツ丼、自家製チャーシューのチャーシュー麺、大鍋のカツカレー、子どものおやつにぴったりのおやき。中腹のチャイルドインは自家焙煎コーヒーと、寄り道する価値のあるじっくり煮込んだビーフシチュー。スノーチャイルドは土日祝に営業し、シェフ監修のメニューを出します。全レストランが屋内禁煙で、これはスキー場ではまだ当たり前ではありません。

アフタースキーは温泉と早めの夕食。リゾートに泊まるならホテルの風呂が楽で、片品村には車ですぐの日帰り温泉もいくつかあります。バーのにぎわいを求めるなら谷を間違えていますが、ここでは誰も気にしません。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間:土日8:00〜16:15、平日8:30〜16:15、2月からは16:30まで延長。ナイターはありません。シーズンはクリスマスごろから3月下旬まで。
  • スキー専用:スノーボードはレッスンも含め、ゲレンデのどこでも禁止です。予約前にグループ全員を確認しましょう。
  • リフト券:平日券は週末料金よりかなり安く、3月にはさらに下がります。平日のリフトパックは1日券と食事券のセットで、クラブ会員はさらに割引に。
  • 天候:風を避けた地形なので風による運休はまれで、山脈の太平洋側らしく晴れの日が多い。その裏返しで、山の向こうの新潟のスキー場より降雪は少なめです。
  • レッスン:ベースはコンパクトで標識もわかりやすいです。レッスンは早めに予約しておきましょう。
  • 組み合わせるなら:道を上った尾瀬岩鞍は大きく急な山、丸沼高原は標高とゴンドラ、尾瀬戸倉はパークとガイド付きパウダー、沼田寄りの宝台樹と川場スキー場はロングコース。フリーライドなら少し遠出して谷川岳へ。

総評:群馬でいちばんやさしいゲレンデ

片品高原がパウダーのリストの頂点に立つことはありませんし、目指してもいません。小さな子どもがぶつけられる心配なく覚えられ、年配のスキーヤーが自分のペースで広いコーデュロイを刻め、家族みんなで雪の上のコテージに泊まれる、穏やかで日当たりのいいスキー専用ゲレンデです。子どもを連れて、スノーボードは家に置いて、深雪の日は道を上った大きな山に取っておきましょう。家族で初めてのスキー旅行なら、なかなか勝てる場所はありません。