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著者:Olivia Hart
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裏磐梯スキー場

湖の眺め、凍った滝、週4日営業

湖を望む裏磐梯スキー場のゲレンデ
裏磐梯スキー場のメイン画像
裏磐梯スキー場
8.2

約7m

降雪量

1200m

標高

3

リフト

¥4,500

料金

スキー場の評価方法について詳しく
空いている

リフト3基と凍った滝

裏磐梯は、磐梯山の静かな側にある小さなスキー場。大昔に山頂を吹き飛ばした火山で、その裏の高原には湖や沼が散らばっています。ペアリフト3基、コース3本、ガラス張りの大きなレストランがあるセンターハウス。雪の上にあるのはそれで全部です。珍しいのはコースの上で起こること。真冬のいちばん寒い時期、リフトが古い爆裂火口に垂れ下がる黄色い氷瀑へのアプローチを兼ねるのです。たいていのスキー場はリフト券を売りますが、ここは圧雪バーン付きの地学の授業を売っています。

まず知っておくべきは営業日。裏磐梯は金曜から月曜、祝日と年末年始だけの営業で、期間は12月中旬から3月下旬まで。水曜に行くと、とても景色のいい駐車場に出会えます。それを踏まえて計画すれば、気楽でのんびりした一日になり、上級コースには自信のあるスキーヤーも気を抜けないだけの斜度があります。

滑りそのものはシンプル。広い初級ゲレンデ、1.2kmの中級クルージングコース、急な斜度変化で落ち込む短くボコボコした上級コース。人工降雪もゲートのネットワークもなく、ここをパウダーの目的地だと言う人もいません。たまたま山頂から湖が見えて、磐梯エリアでも指折りのお得なリフト券があるファミリーゲレンデです。

いちばん合うのは、磐梯を巡る旅の半日として。ネコママウンテンは道を10分下ったところ、グランデコスノーリゾートは約30分なので、裏磐梯は子どものための楽な日、筋肉痛の脚を休める日、あるいは顔までかかるパウダーの代わりに氷瀑を追いかける朝に。カードもPayPayも使えるので段取りも楽です。

スキー場データ

  • 標高差300m(1200m → 900m)
  • 降雪量
    約7m
  • コース比率 40% 30% 30%
  • ツリーラン
  • リフト券¥4,500
  • リフトペア3基
  • 混雑度
  • コース外滑走不可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数3
  • 滑走エリア約30ha
  • 雰囲気湖の眺め、カービング文化、地元密着でのんびり

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

裏磐梯の湖沼エリアには宿がそろっていて、ほとんどがリフトから車で10分以内。約8分の裏磐梯レイクリゾートは家族連れやグループ向けの大型温泉ホテルで、近くの3つのスキー場すべてに行きやすい立地。休暇村裏磐梯は湖近くの森にある、信頼できて手頃な公共のリゾートホテルで、夕食がお得なスキーパックもあります。

もう少し洗練された宿なら、メルキュール裏磐梯リゾート&スパ。ホテルスタイルの客室、スパ、ダイニングがあり、本格的な旅館まではいらない人には楽な選択肢です。エリアには小さなペンションや家族経営の宿もたくさんあり、安くてたいていもっと気さく、夕食はたっぷりで、オーナーは道にも詳しい。どんな宿かはペンションガイドでどうぞ。

ナイトライフは存在しませんが、それも魅力のうち。もっと選択肢が欲しいグループは猪苗代を拠点にして車で通うのも手。毎朝30分余分にかかる代わりに飲食店が増え、裏磐梯が休みの日は猪苗代スキー場や箕輪スキー場を滑れる柔軟性が手に入ります。

パウダーとコース

レイアウトはすぐ覚えられます。主役は中級コースで、最大約25度、1.2kmのクルージングコースに人の大半が集まります。上級コースは約500mと短いものの最大35度、うねりと急な斜度変化があって昼にはコブだらけに。新雪のあとはやわらかいうちにまずここへ。初級ゲレンデは広くゆるやかで、小さな子ども向けのそりエリアが第1リフトの横にあります。第1・第3リフトは08:30から、第2リフトは08:45からで15分早く止まります。人工降雪機がないので積雪は天然の雪だけが頼り。つまり真冬はしっかり、シーズンの初めと終わりは薄くなりがちです。ロープは厳格で公認のオフピステもないので、林を滑りたいなら車で10分のネコママウンテンへ。

裏磐梯スキー場の雪予報

アクセス

東京から車なら、東北道で郡山まで行き、磐越道で猪苗代磐梯高原ICへ、そこから山をぐるりと北へ回って湖へ。条件がよければ3時間半〜4時間。高原を抜ける道は雪や凍結が多いので、スタッドレスタイヤは必須、チェーンもあると賢明です。レンタカーについては冬のレンタカー&運転ガイドで。

車がなければ、東北新幹線で郡山まで行き、磐越西線に乗り換えて猪苗代へ、そこから路線バスで裏磐梯へ。バスは約30分ですが本数が少ないので時刻表を確認し、スキー場が週4日しか営業していないことも忘れずに。

どんな人に向いている?

  • 初めての人まずまず
  • パウダー狙いまずまず
  • 滑らない人いまひとつ
  • 予算重視まずまず
  • アクセスのしやすさいまひとつ

いちばん合うのは小さな子ども連れの家族。コースは短く目が届きやすく、いちばん小さな子向けにそりエリアがあり、ベース全体がコンパクトなので迷子の心配もありません。初心者や緊張気味の中級者はプレッシャーのなさを楽しめて、大きな地形へ進む前に1〜2日かけて感覚をつかむのに本当にいい場所です。

脚のあるスキーヤーやスノーボーダーは午前のお茶の時間までにほぼ見尽くします。半日の足慣らし、休養日、スノーシューツアーの拠点にはなりますが、旅の主役にはなりません。そういう人はネコママウンテンかグランデコスノーリゾートをメインにして、裏磐梯はボーナスステージとして。こういう静かな穴場をもっと知りたいなら、空いているおすすめスキー場のガイドをどうぞ。

グルメとアフタースキー

センターハウス2階のレストランは思ったより大きく、約380席でガラス張り、営業は10:00〜15:00。メニューは郷土料理が充実していて、会津山塩チャーシュー麺、磐梯ジオカレー、喜多方ラーメン、会津ソースカツ丼。値段はゲレンデにしては良心的で、頑張った子ども向けにいちごジェラートもあります。

夜は泊まっている宿の風呂と夕食が中心。湖周辺の飲食店は少なく、冬は早じまいするところも多いからです。にぎやかな夜を求めるなら、いちばん近いちゃんとした町は猪苗代と、ラーメンで有名な喜多方。何を食べるかはスキー場グルメガイドもどうぞ。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業日:金曜〜月曜、祝日と年末年始。それ以外の平日は休業です。
  • シーズン:天然の降雪次第で、例年12月中旬から3月下旬まで。
  • 営業時間:第1・第3リフト08:30〜16:00、第2リフト08:45〜15:45。ナイターはありません。
  • イエローフォール:磐梯山の古い火口にできる高さ約8mの黄色がかった氷瀑で、見頃は例年2月上旬〜中旬。リフトとスノーシューで往復約2時間の行程です。ガイドなしは推奨されないので、スキー場のガイドツアーを予約しましょう。
  • 支払い:チケット窓口では現金、クレジットカード、PayPayが使えます。
  • 混雑:週末でも少なめ。学校の休みには家族連れが来ますが、列はめったにできません。
  • 組み合わせるなら:大きな地形と林ならネコママウンテン、標高とシーズンの長さならグランデコスノーリゾート、湖の眺めと裏磐梯が休みの平日なら猪苗代スキー場。南東北の温泉ドライブ旅でそれらのつなぎ方を紹介しています。

総評:磐梯のボーナスステージ

裏磐梯がわざわざ遠出する理由になることはありませんが、旅の一日を埋めるにはすてきな場所です。リフト3基、穏やかなコース、山頂からの湖の眺め、そして山の上の凍った黄色い滝で、磐梯エリアでいちばん記憶に残る小さなスキー場になっています。金曜か月曜に予約して、子どもか筋肉痛の脚を連れてきて、パウダー探しは大きなお隣に取っておきましょう。この旅で撮るどの圧雪バーンの写真より、氷瀑のほうが「いいね」を集めるはずです。