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著者:Olivia Hart
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草津温泉スキー場

町の上の湯けむり、雪、やさしいコース

よく晴れた日の草津温泉スキー場
草津温泉スキー場のメイン画像
草津温泉スキー場
8.0

約7m

降雪量

1600m

標高

7

リフト

¥6,000

料金

スキー場の評価方法について詳しく
ひとり旅・カップル滑らない人大人のグループ家族旅行ティーン連れの家族

まず滑って、しっかり浸かる

草津はスキー場付きの温泉町で、優先順位をはっきりわかっています。ここの湯は釘も溶かすほどの強酸性、町の中心には湯畑という湯けむりを上げる木の湯樋が通り、人々は何世紀も前からこの湯で自分を茹でに来ています。スキー場は町のすぐ上の斜面にあり、バスターミナルから無料シャトルで5分。朝はリフトに乗り、午後の半ばには共同浴場でぐつぐつ煮えていられます。休暇の段取りとしては、なかなか勝てるものはありません。

ただし、今のスキー場の姿は知っておく必要があります。ネットの情報の多くは古いからです。本白根山が旧上部ゲレンデの横で噴火して以来、山頂のロープウェイと、草津の名を広めた頂上から麓までのロングコースは閉鎖され、戻ってきていません。現在リフトで滑れるのは1,245mから1,600mまで、天狗山と青葉山の斜面で標高差355m。古いパンフレットから想像するよりずっと小さな山です。

それでも残っているのは、気持ちよく気楽に滑れる一日。長くゆるやかなコースが森の中を縫って下り、脚のある人向けの短い急斜面もいくつか、土曜はナイター、ベースにはキッズパーク。混雑もほどほどで、あとは町がすべてやってくれます。

このレビューで、草津を旅のメインにするか、群馬や長野を巡る旅に2日ほど足すかを決めてください。答えを先に言うと、温泉のために来て、すぐそこにあるから滑る、です。

スキー場データ

  • 標高差355m(1600m → 1245m)
  • 降雪量
    約7m
  • コース比率 50% 30% 20%
  • ツリーラン
  • リフト券¥6,000
  • リフトゴンドラ1本、クワッド2基、ペア4基
  • 混雑度
  • コース外滑走不可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数5
  • 滑走エリア約85ha
  • 雰囲気温泉第一、のんびり、景色抜群

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

町に泊まりましょう。それが草津のすべてで、スキー場へは無料シャトルがあるので、ほかに泊まる利点はほとんどありません。湯畑のまわりには奈良屋やホテル一井といった老舗旅館があり、畳の部屋、会席料理、そしてあの名湯を引いた内湯と露天風呂が楽しめます。宿選びに迷ったら旅館ガイドもどうぞ。

普通のホテルに近いものがよければ、町の外れに草津温泉ホテルヴィレッジやホテル櫻井などの大型施設があり、広い部屋、ビュッフェ、大浴場がそろいます。広さが欲しく、細かい決まりごとが少ないほうがいい家族向き。裏通りの小さな民宿やペンションは節約派の選択肢で、素朴でボリュームのある家庭料理が出ることも多いです。

実用的なアドバイスをひとつ。町は坂が多く、湯畑周辺の通りは混み合うので、毎朝スキーを担いで歩くなら、バスターミナルの近くを選ぶか、ゲレンデへの送迎があるかホテルに聞いてみましょう。

パウダーとコース

スキー場は2つの山に分かれています。町のすぐ上の天狗山が拠点で、メインのベース、パルスゴンドラ天狗(473mの短い乗車)、高速クワッド、ファミリーゲレンデがあります。草津でいちばん急な、最大30度の短い壁とナイターエリアもここ。その上の青葉山が現在のスキー場の最上部で、標高は1,600mちょっと。青葉山の第一コースは最大28度と山でいちばん斜度が続くコースで、夜に新雪が降ったらまず見に行く場所です。

2つの山をつなぐのが、ほとんどの人が一日を過ごすロングクルージングコース。しゃくなげは専用の高速クワッドがある3.2kmの初級コース。R292コースは冬季に車が通行止めになる国道292号をたどる2kmのコースとして圧雪されていて、一年のうち数か月は国道を滑り降りることになります。御成経由でこれらをつなげば、青葉山の頂上から天狗山のベースまで約4.3kmのルートに。斜度が一桁の区間が長く、挑戦というよりリラックスするためのコースです。

公式にはコース配分はおおよそ初級50%、中級30%、上級20%ですが、上級コースは短め。本当の武器は雪質です。この標高で分水嶺の東側にあるので、雪は冷たく乾いたまま、圧雪バーンもよく持ちます。大雪はまれなので、ここでのパウダーデーは深雪というより、青葉山上部にやわらかい雪が数cm乗る程度です。

オフピステは閉鎖。境界はロープで囲まれ、ゲートシステムもなく、スキー場の上の高所は火山の規制区域内にあるので、ロープくぐりはリフト券没収の違反であると同時に、本当にやめたほうがいい行為です。上部のリフトが風やガスにやられたら、林があって標高も低い天狗山に下りれば滑れます。

草津温泉スキー場の雪予報

アクセス

電車ならJR吾妻線の特急か普通列車で長野原草津口まで行き、JRバスで約25分で草津温泉バスターミナルへ。そこから無料シャトルで天狗山のベースまで約5分です。都心から草津バスターミナルへの直行高速バスも約4時間で、荷物が多いならたいていこれがいちばん楽。軽井沢と草津を結ぶバスもあるので、北陸新幹線で来るなら便利です。電車、バス、荷物の配送の組み合わせ方はスキー旅行の交通ガイドで解説しています。

東京から車なら関越自動車道と長野原経由の山道で約3時間〜3時間半。最後の上りは雪道でよく凍結するので、スタッドレスタイヤは必須、チェーンも念のため積んでおくと安心です。渋峠を越えて志賀高原へ抜けようとは思わないこと。国道292号のその区間は冬季閉鎖で、だからこそゲレンデとして使われているのです。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙いまずまず
  • 滑らない人最高
  • 予算重視まずまず
  • アフター・夜遊びまずまず
  • アクセスのしやすさまずまず

草津は、初心者、家族連れ、のんびり派の中級者、そしていい湯をいい滑りと同じくらい大事にする人に最適です。長い初級コースはストレスなく距離を稼ぐのにぴったり、キッズパークとそり遊びで小さな子どもも飽きず、町からの移動も短いので、雪にたどり着くまでに半日つぶれることもありません。スキーと温泉の旅をしたいカップルやグループなら、国内でもこれ以上の組み合わせはそうなく、だからこそ温泉が自慢のおすすめスキー場にも選んでいます。

脚のある人やパウダーハンターには物足りません。標高差355m、短い急斜面がいくつか、オフピステなしなので、たいてい1日で十分。パークライダーもほかを探しましょう。草津は長旅の休養日リゾートとして使い、パウダーの日は新潟や長野北部で過ごすのがおすすめです。

グルメとアフタースキー

天狗山のメインのベースレストランは大きく実用的で、カレーライス、ラーメン、カツ、丼ものとゲレンデ飯の定番がそろいます。ゴンドラ山頂のガラス張りの「クリスタルテン」には寿司カウンターがあり、町を見下ろす眺めつき。青葉山や御成の小さなロッジもあるので、わざわざ下まで滑り降りなくても腹ごしらえできます。

食が面白くなるのは町のほう。湯畑のまわりで温泉まんじゅう、温泉卵、そばをつまみ歩き、それから居酒屋か旅館の夕食へ。アフタースキーはもちろん湯。巨大な西の河原露天風呂、歴史ある大滝乃湯、そして熱乃湯では、板と唄で熱い湯をかき混ぜて冷ます湯もみショーが見られます。それ以外のナイトライフは穏やかで、夕食後にライトアップされた湯畑をのんびり歩くのがそれだけでハイライトです。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間とナイター:リフトはたいてい平日8:30、土日8:00から16:30まで。ナイターは土曜と一部の祝日に16:30〜20:00です。
  • リフト券:大人1日券は¥6,000。温泉と一日を分け合うなら、短時間券やナイター券もあります。
  • 火山エリア:草津白根山は活火山です。旧上部スキー場と町の先の高所の道路は規制区域内にあり、活動が活発になればさらに閉鎖されることも。現地の案内に従い、ロープや通行止めの標識の先には絶対に行かないこと。
  • 雪:冷たく乾いていて、圧雪バーンには頼れる雪。降雪量は日本海側より少なめです。青葉山の曇りの日用に、ローライトのレンズを持っていきましょう。
  • 温泉の注意点:タトゥーの扱いは共同浴場と旅館で異なるので確認を。詳しくはスキーヤーのための温泉ガイドで。草津の湯は強酸性なので、アクセサリーは洗い流し、肌が弱い人は長湯を避けましょう。
  • 組み合わせるなら:深い雪ともっと濃い硫黄なら万座温泉スキー場、ロングクルージングと日の出ゴンドラならパルコール嬬恋。標高差が欲しいなら、北へ足を延ばして丸沼高原や尾瀬岩鞍へ。

総評:スキー場付きの温泉町

草津温泉は、昔の評判から想像するような標高差の大きな山ではもうありません。今はコンパクトでのんびりしたスキー場で、長くやさしいコース、短い急斜面がいくつか、そしてナイター。でも日本屈指の温泉町の真上、湯畑からシャトルで5分の場所にあります。カップル、家族連れ、そしてスキー旅行に本気の湯治を入れたい人にとって、この組み合わせはなかなか勝てません。朝は滑り、午後は浸かり、夜は湯けむりの通りを歩きましょう。