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著者:Olivia Hart
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菅平高原

日本のダボス:冷たい雪、青空、60コース

菅平高原のゲレンデと眺め
菅平高原のメイン画像
菅平高原
8.1

約8m

降雪量

1650m

標高

19

リフト

¥6,200

料金

スキー場の評価方法について詳しく
初心者初めての人

冷たい高原、果てしないコーデュロイ

菅平高原は上田の上に広がる高く広大な高原で、夏は約100面のグラウンドとバスで乗りつける高校生フォワードたちでにぎわう、日本のラグビー合宿の聖地です。冬になると同じ学校の団体がヘッドキャップをレースゼッケンに替え、高原は国内最大級の圧雪バーンネットワークに変身。60コース、リフト19基、約175haが、つながったいくつもの山に広がっています。地元では何世代にもわたって「日本のダボス」と呼ばれ、ダボスの丘には日本のスキー黎明期にここを滑ったオーストリアのスキーの先駆者、ハンネス・シュナイダーの記念碑が今も立っています。この斜面は、とても長いあいだ刻まれ続けてきたのです。

弱点は、ここがパウダーの聖地ではなくクルージングのリゾートだということ。どの山も標高差は約400m、降雪は長野としては控えめで、ツリーランは限られます。それを補うのが寒さ。ベースは標高約1,250m、雪は寒波の後も長くドライでキュッキュと鳴り、スキー場いわく晴天率は80%。北の荒れた谷よりずっと頻繁に、青空の下でパリッとしたコーデュロイを楽しめます。

修学旅行、大学のクラブ、レースチームでにぎわう、とても日本らしいスキー場です。料金は手頃で、宿は安くて明るく、新幹線の上田駅は東京から90分以内。菅平高原が日帰り、家族の拠点、トレーニングの一週間に向いているか知りたいなら、この先をどうぞ。

まず知っておきたいのは、ゲレンデが二つのチケットゾーンに分かれていること。ダボスと太郎で一枚、パインビークで別の一枚で、相互には使えません。買う前にゾーンを決めましょう。

スキー場データ

  • 標高差400m(1650m → 1250m)
  • 降雪量
    約8m
  • コース比率 45% 45% 10%
  • ツリーラン
  • リフト券¥6,200
  • リフトリフト19基:クワッド、トリプル、ペア
  • 混雑度
  • コース外滑走不可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数60
  • 滑走エリア約175ha
  • 雰囲気スポーティー、ローカル、クルージング

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

高原に泊まれば、スキーの日がいちばん楽になります。ラグビー合宿のおかげでペンション、民宿、ロッジが山ほどあり、乾燥室やボリュームたっぷりの家庭的な夕食つきの宿が多数。菅平プリンスホテルはいちばん洗練された選択肢で、ダボスのゲレンデに近く、リゾートホテルの雰囲気を求める家族連れ向け。ほかにも各ベース近くの家族経営の小さなロッジならリフトまで歩いて行け、メインの道路から離れるほど安くなる傾向があります。

食事の選択肢や電車の便を重視するなら、上田に泊まって通いましょう。上田東急REIホテルは駅のすぐ隣で、高原まではバスか車で40〜50分。数日のスキーに上田城の観光や長野のほかのスキー場への移動を組み合わせるならおすすめです。

温泉中心の旅なら、上田から約30分、長野でも指折りの古い温泉地、別所温泉の旅館 花屋を。通勤は長くなりますが、ご褒美は歴史ある旅館、美しいお風呂、そしてゆったりした夜。湯船に入る前に温泉マナーガイドもどうぞ。

パウダーとコース

菅平高原の強みはドカ雪ではなく、何日も質を保つ冷たく軽い雪。ベストなパウダーデイは寒冷前線の直後で、控えめな降雪でも高原ではドライで速いまま残ります。新雪の朝はダボス側の高いリフトへ。奥ダボスのリフトや山頂からの根子岳ダウンヒルコースを狙い、その後は広いピステの端を攻めましょう。ほとんどの人が真ん中を滑るので、端には手つかずの柔らかい雪が残っています。急な圧雪バーンなら太郎エリアがベスト(上部の太郎と裏太郎のチャレンジコースやシーハイルコースは上級者向け)。パインビーク側の大松山とつばくろ山にはSAJ公認のレースコースがあり、圧雪したてなら最高の滑り心地です。最大の敵は風。高原は開けていて吹きさらしなので、荒天時には尾根がカチカチのハードパックに削られる一方、林の間の風裏のコースは柔らかいまま。ノートラックの地形が欲しければ、ダボス側のキャットツアーが条件のいい日に根子岳方面へ上がります。ここで唯一の本格的なフリーライドの出口です。それ以外はコース外禁止でゲートシステムもないので、菅平高原はコース内で楽しむ山と割り切り、バックカントリーはほかで。

菅平高原の雪予報

アクセス

東京からは北陸新幹線で上田まで約85〜90分。上田駅から路線バスで菅平高原まで約50分で、主要なベースエリアに停まります。タクシーなら少し早く着きます。都心からの全行程は約2.5時間で、首都圏からの日帰りがしやすいスキー場のひとつ。週末に行けるほかの候補は東京近郊のおすすめスキー場でどうぞ。

車なら上信越道の上田菅平ICで降り、くねくね道を約30分上って高原へ。長野市からは約1時間です。道はよく整備されていますが、一気に標高を上げるので、風が強まると最後の区間は凍結や吹きだまりになることがあります。

スタッドレスタイヤは必須、2WDのレンタカーならチェーンもあると賢明です。裏太郎を含む一部の駐車場は有料になりました。日中にエリアを移動したいなら、シャトルバスがダボス・太郎とパインビーク側を結んでいます。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙いまずまず
  • 予算重視良い
  • アクセスのしやすさまずまず

初心者や家族連れにとって菅平高原は得るものが多い場所。広くなだらかなコースが何十本もあり、スキースクールも豊富で、天気のおかげで練習がつらくなく楽しくなります。毎月第3日曜日は小学生以下のリフト券が無料で、ゲレンデの数が多いので初心者エリアが混雑することもまれ。同じタイプのゲレンデは初心者におすすめの日本のスキー場でもっと紹介しています。

中級者や技術を磨きたい人にはたまらない場所です。圧雪は見事で、コースの斜度もさまざま、レーストレーニングが日常なので、お手本にしたいとても上手なスキーヤーにも出会えます。コーデュロイが好きなら、一週間いろいろな山を巡ってもほとんど同じコースを繰り返さずに済みます。

ほかを当たるべきなのは誰か。パウダーハンターとツリーラン好きです。標高差は短く、林は限られ、降雪量も日本海側のスキー場にはかないません。菅平高原は深雪を追う場所ではなく、寒くて晴れたテクニカルな一日として楽しみましょう。

グルメとアフタースキー

ゲレンデの食事は王道のゲレンデ食堂メニュー。カレーライス、ラーメン、カツ、うどん、温かい飲み物が、いくつものベースロッジに散らばっています。安くて早いけれど、記憶に残ることはまれ。週末の12時から13時はメインのレストランが学校の団体やクラブに占拠されるので、早めか遅めに食べましょう。

おいしいものは上田にあります。名物はにんにくの効いた醤油ダレにつけて食べる美味だれ焼き鳥で、周辺の谷で育つそばのおかげでいいそば屋もあります。高原に泊まるなら夕食はたいてい宿で。ご飯、汁物、焼き魚や肉がついたボリュームたっぷりの定食で、寒い一日の後にはまさにこれです。

アフタースキーは静か。ほとんどの人は滑って、温泉に浸かって、宿で夕食。夜にもう少し動きが欲しいなら、太郎エリアの日の出ゲレンデでナイターがあり、それが暗くなってからの菅平高原でいちばんにぎやかな場所です。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間:ハイシーズンはほとんどのリフトが8:30〜16:30、シーズン初めと終わりは15:30終了。土日祝は裏太郎ファミリーゲレンデが30分早い8:00からオープンします。
  • チケット:ダボスと太郎は共通券、パインビークは別売りで、相互には使えません。買う前に宿がどちらのエリアに近いか確認を。
  • ナイター:太郎エリアの日の出ゲレンデで営業していますが、運営会社が別なので、日程と料金は現地で確認しましょう。
  • バックカントリーの現実:ゲートシステムはなく、コース外は禁止。オフピステを滑る唯一の正規の方法は、ダボス側のキャットツアーです。
  • 天気:寒くて、晴れて、風が強い。風の後は吹きさらしの斜面が硬く速い雪に、林の間は柔らかいターンを想定しましょう。
  • 近隣スキー場:パルコール嬬恋は峠を越えて群馬側へ約45分。志賀高原と野沢温泉は、少し長めの日帰りでより多くの地形と深い雪を楽しめ、北信に寒波が来ているなら妙高高原や斑尾高原まで車を走らせる価値ありです。

結論:青空と完璧なコーデュロイ

菅平高原はディープパウダーを求めて行く場所ではありませんが、ただ上手に滑るためなら国内屈指の過小評価された場所です。60コース、冷たくドライな雪、たっぷりの日差し、見事な圧雪で、家族連れ、上達中のスキーヤー、高速カービングが好きな人にとって最高の拠点。チケットの分割と短い標高差は本当の弱点ですが、パウダー狩りではなくテクニカルなクルージングのリゾートだとわかって行けば、東京から安く手軽に行けて、心から満足できる旅になります。