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著者:Olivia Hart
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車山高原

霧ヶ峰高原のワイドオープンなクルージング

車山高原のメインコースを見上げる
車山高原のメイン画像
車山高原
7.4

約6m

降雪量

1925m

標高

8

リフト

¥5,500

料金

スキー場の評価方法について詳しく
初心者

信州のど真ん中、屋根の上で滑る

車山高原は霧ヶ峰高原のてっぺん、標高1,925mにあり、スキー場いわく晴天率は80%。その空の色には「車山ブルー」という名前までついています。晴れた日に山頂に立てば、富士山、八ヶ岳連峰、北アルプス、南アルプスを、一歩も動かずに制覇できます。スキー場というより、たまたまリフトがついている巨大な展望台です。

滑りもその舞台にふさわしく、広くて開けていて、大きなターン向き。木のない広大なドームに6本のメインコースが広がり、なだらかな900mのファミリーゲレンデから、ロングクルージングのパノラマ、そして本物の急斜面の上級コース、ビーナスとスポーツマンまで。人工降雪はトップからボトムまでカバーしているので、自然がケチな年でも雪面は安定し、麓のプラザ、キッズパーク、チュービングゾーンと、家族連れにも推しやすいゲレンデです。

弱点は、美しさの理由と表裏一体。高く開けた高原ということは、風が吹くということ。荒天時の上部は、まるで船の甲板を滑っているような気分になります。自然降雪は控えめで、冷たく乾いた空気で雪は軽く、パウダーの日は計画ではなくボーナス扱い。このレビューでは、滑り心地、向いている人、信州中部の旅への組み込み方を紹介します。

スキー場データ

  • 標高差365m(1925m → 1560m)
  • 降雪量
    約6m
  • コース比率 40% 40% 20%
  • ツリーラン
  • リフト券¥5,500
  • リフトクワッド3基、ペア5基
  • 混雑度
  • コース外滑走不可
  • ナイター
  • 家族向け
  • コース数8
  • 滑走エリア約76ha
  • 雰囲気晴天の高原クルージング

コースマップ

宿泊施設

地図で見る

いちばん手軽なのは、麓にあるスキー場直営の車山高原スカイパークホテル。豪華さより実用重視で、客室、レストラン、そしてファーストリフトまでは歩いてすぐ。ほかに何もない場所なので夜は静かです。標高約1,600mの高原で眠ることの代償ですね。

もっと選択肢が欲しいなら、車で約10分の白樺湖周辺を拠点に。白樺リゾート池の平ホテルはプールやアクティビティがそろい、子どもが思い切り遊べる大型ファミリーリゾート。湖畔には、ボリュームたっぷりの夕食と早めの朝食を出してくれる小さなペンションやロッジもあります。白樺2in1や白樺高原国際にも近いので、気分を変えて滑るのにも便利です。

温泉で夜を過ごすなら、森の中の静かな旅館蓼科親湯温泉、あるいは諏訪湖まで下りて、Beniyaや鷺乃湯といった上諏訪温泉のホテルへ。温泉に加えて、夕食を楽しめるちゃんとした街もついてきます。旅館ステイの楽しみ方は旅館ガイドでどうぞ。

パウダーとコース

車山は上半分が吹きさらしの圧雪バーンの山なので、雪面は夜のうちに風が何をしたか次第。軽い降雪の後は、ビーナスとスポーツマンの風下側にいちばんいい柔らかい雪がたまり、開けたパノラマゲレンデは数百メートルの間に風で磨かれたり削られたり、その両方だったりします。まずはスカイライナーのクワッドで山頂へ上がり、圧雪が新しいうちにスカイパノラマのクワッドを周回。風が強まってきたら、中腹のスラロームやトレビアンへ下りましょう。こちらは風を避けられて雪も安定しています。スポーツマンは最大斜度約38度で山いちばんの急斜面、ビーナスは最大約35度。どちらも朝は硬く速くて楽しく、午後にはコブが育ちます。林と呼べるものはなく、ゲートもサイドカントリー文化もありません。近くの高原には保護された高層湿原があるので、境界の規制が厳しいのにはちゃんと理由があります。

車山高原の雪予報

アクセス

電車とバス:JR中央線で茅野駅へ行き、路線バスで車山高原バス停まで約60分。茅野からタクシーなら約40分、日中で¥8,000ほどです。シーズン中は東京からの直行スキーバスもあり、乗り継ぎなしで行けます。

車:中央道の諏訪ICから、コンディション次第で約40〜50分の登り。駐車場は広く整理されていて、混雑日には駐車場を巡回するシャトルバスも走ります。上り道は高原へ向けてじわじわと標高を上げ、八島湿原方面への道は冬季閉鎖なので、茅野か諏訪からのメインルートを使いましょう。

高原の道は夜のうちにガチガチに凍り、茅野は晴れていても高原は霧と風、ということも。スタッドレスタイヤは必須、チェーンも備えておくと安心で、ブラックアイスバーンが潜んでいるのは早朝の登りの日陰です。予約のコツと注意点は冬のレンタカーと雪道運転ガイドにまとめています。

どんな人に向いている?

  • 初めての人良い
  • パウダー狙いいまひとつ
  • 予算重視良い
  • アクセスのしやすさいまひとつ

カービング好きにはたまらない場所です。パノラマコースは全長約2km、標高差350m、幅は最大100m。後ろの人を気にせずロングターンを描くスペースはたっぷりです。きれいなバーンで自信をつけられるクルージングを求める中級者なら、充実した幸せな一日を過ごせます。

いちばん相性がいいのは、たぶん家族連れ。ファミリーゲレンデはなだらかで広く、スノーパークのアドベンチャーランドにはチュービングとそり遊び、麓にはキッズパークと託児サービスがあり、レイアウトもシンプルなので子どもが迷子になりません。親は交代で急なコースを周回しても、グループを長く離れずに済みます。

上級者は、特に寒く圧雪の効いた日なら、スポーツマンとビーナスで午前中は楽しめますが、それ以上引き留めるほどの急斜面やツリーランはありません。深雪を追いかける旅なら、ここは違います。日本のパウダースキー場おすすめで北を目指しましょう。

グルメとアフタースキー

ゲレンデでは、麓のプラザがカレー、ラーメン、カツといった手早いゲレンデ飯でランチラッシュをうまくさばいてくれます。名物は丸ごとのローストチキン。車山の名物で、クリスマス時期は特に人気です。思った以上に大きいので、シェア前提で注文しましょう。

ゲレンデを離れると、白樺湖にはシンプルなファミリーレストランや麺類の店があり、滑った後の温かい夕食には十分。もっとおいしいものを食べたいなら、茅野まで下りて諏訪・八ヶ岳名物のそばを味わうか、上諏訪で居酒屋や幅広い飲食店を選びましょう。

ここでのアフタースキーは、はしご酒ではなく温泉とおいしい食事。夜遊びらしきものができるのは上諏訪くらいで、それすら大きなスキータウンと比べれば静かなものです。

Japow Travelのアドバイス

  • 営業時間:毎日8:30〜16:30、チケット販売は8:00から。ナイターは大晦日などの特別な夜だけで、元日の朝には6:00から初日の出リフトが運行します。
  • シーズン:通常12月中旬から3月末まで。人工降雪でメインコースを早めにオープンさせます。
  • バックカントリー:なし。高原は保護された湿原なので、ロープの内側で滑りましょう。
  • 天気:ほとんどの日は晴れますが、山頂は吹きさらし。風や霧はすぐにやってくるので、ネックウォーマーとフラットライトに強いゴーグルを持っていきましょう。
  • 雰囲気:国内のお客さん中心で、案内もわかりやすく安心です。
  • 近隣スキー場:白樺2in1と白樺高原国際は白樺湖畔で数分の距離、ピラタス蓼科はロープウェイと風を避けられる急なコースがあり、富士見パノラマは長いゴンドラとより大きな標高差で、滑走距離を稼ぐ一日に。

結論:青空と大きな弧

車山高原で人生最深のパウダーデイや最高のツリーランは味わえませんし、本人も狙っていません。ここにあるのは、国内屈指の晴天の下、きれいでワイドな高標高のクルージングと、一日をまるごと楽にしてくれるファミリー向けの設備。寒波の合間の寒く晴れた日に来て、風が目を覚ます前に朝イチで山頂へ。高原を下りきるまでずっとニヤニヤが止まらないはずです。